


出版社:亜紀書房
サイズ:四六判 / 290ページ
精神科病院のなかにひらかれた「造形教室」に集う人々。彼らの貴重な活動に寄り添いながら、アートを通じた自己表現によって自らを「癒し」ていくことの意味や可能性について考える。
目次
はじまりの章
第一章 〈癒し〉とあゆむ 安彦講平
第二章 〈病い〉をさらす 本木健
第三章 〈魂〉をふちどる 実月
第四章 〈祈り〉をちぎる 江中裕子
第五章 〈疼き〉をほりおこす 杉本たまえ
荒井裕樹
1980年東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科修了。同大学大学院人文社会系研究科付属次世代人文学開発センター特任研究員。博士(文学)。専門は障害者文化論・日本近現代文学。