新版 びろう葉帽子の下で
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新版 びろう葉帽子の下で

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山尾 三省(著/文) 発行:新泉社 四六判 378ページ びろう葉帽子の下で じゃがいもを 掘る びろう葉帽子の上には みっしりと夏の陽が 照りつけているが びろう葉帽子の下では 静寂浄土が 広がり じゃがいもが 掘られている ものいわぬ わたくしが掘られている びろう葉帽子の下で じゃがいもを 掘る ――山尾三省「びろう葉帽子の下で その一」 詩は言葉によって書かれている、とお思いですか? いいえ、かならずしもそうとはかぎりません。ときどき、ほんとうにまれに、特異な詩人がいます。自分や世界を表出するための道具が、本質的には言葉ではない詩人です。詩はすでにおのずからそこにあって、それを追いかけてゆくためだけに言葉をそっと紡ぎだすような詩人です。 ――今福龍太「序」 歌のまこと、私のまこと。 詩あるいは歌は、絶望に耐える希望あるいは祈りとして太古以来つくられ続けてきた。日常の中で非日常的な時をつづった詩人・山尾三省の代表作。「歌のまこと」「地霊」「水が流れている」「縄文の火」「びろう葉帽子の下で」と題された、全5部247篇を集成した1987年刊の新版。あらたに文化人類学者・批評家の今福龍太の序を収録。
(発行=野草社)